2021年11月27日土曜日

「開館35周年記念 玉美コレクション展」開催中

今治市玉川近代美術館(徳生記念館)は、昭和61(1986)年12月3日に玉川町出身の篤志家 故 徳生忠常氏の「故郷に文化の土壌を」との想いから、全資金を提供し創立、旧玉川町に寄贈された美術館で、所蔵作品の多くも徳生氏の寄贈によるものです。

開館から35年を経た現在も、創立者の意志を継ぎ、身近に本物の芸術に触れることのできる美術館として活動しています。

2019年には、創立者のご遺族により、新たにコレクションを彩る木村忠太氏の作品7点が寄贈されました。そこで開館35周年を記念し、新収蔵品とあわせて、当館を彩る珠玉の名品をご覧いただく館蔵品展を開催いたします。

会期:2022年1月16日(日)まで

休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日)、年末年始(12/29~1/3)

観覧料:一般520円、学生260円

    高校生以下または18歳未満は無料

    ※65歳以上の方420円 ※一般団体(20名以上)420円 

    ※障がい者手帳をお持ちの方及びその介助者1名は無料

【無料観覧日】12月5日(日)は開館を記念して終日観覧無料


歌川広重「東海道五拾三次」(狂歌入り東海道)全56枚も展示中!

その他、ピカソやシャガールなども展示しています。
この機会に玉川近代美術館へぜひお越しください!

※美術館前の旧・Aコープ玉川は現在通り抜けできません。
美術館へのアクセスは【お知らせ/美術館へのアクセス】をご確認ください。

学芸員F


「今治市在宅介護者のつどい(陸地部)」が開催されました!

 11月26日(金)に、寝たきりや認知症の高齢者を介護されている方を対象とし、介護方法や介護予防、介護者の健康づくりの知識や技術を習得し、さらに日頃の介護疲れを癒してリフレッシュを図ることを目的として「今治市在宅介護者のつどい(陸地部)」が開催されました。

この事業は、今治市から、今治市社会福祉協議会が委託されて行われたもので、会場のひとつに玉川文化交流館(玉川近代美術館併設)が使用されました。

午前中は玉川文化交流館で、ライアー奏者 まかな瑠音さんと共演 NALUさんの演奏や、つどい場だんだん 代表 保持さんによるお話がありました。

会場には河北康佑さん(今治市出身)の絵も展示されていました😊

河北さんの絵画「青い金魚」をもとに、まかなさんが作られた曲も演奏されました。やさしいライアーの音色、素敵な歌声、アートとミュージックが融合した空間で癒しのひとときを過ごせたことと思います。

つどい場だんだん 代表の保持さんは飾らない言葉で、ご自身の介護体験、どういった想いで「つどい場 だんだん」を立ち上げられたのか、どのような活動をされているのかなどお話してくださいました。

午後からは、玉川近代美術館の見学(学芸員の解説付き)や、鈍川の紅葉散策、玉川福祉センター内での相談・交流コーナーや、入浴剤&シトラスリボンづくりなどを体験されました。

内容の濃い1日で、体力的には疲れた~という方もいらっしゃいましたが、皆さん笑顔で楽しそうにされていて、良いリフレッシュになったのではないかと思います。

美術館は、普段の生活から少し離れて、静かな時間を過ごせる場所です。身近な非日常の空間として、これからもお気軽にお越しいただければ嬉しいです。

学芸員F