2020年12月20日日曜日

企画展関連展示の前期展終了

 現在開催中の企画展「WIND MANDALA」鈴鹿芳康個展の関連展示

「写真とは一期一会の写心なり」前期は本日で終了いたします。

本展は、ピンホール写真以外の写真造形作家としての活動を関連展示としてご紹介

するもので、1975年のアメリカ留学から続けてこられたセルフポートレイト作品と

ピンホール写真を撮影する旅での「縁」から生まれた作品を中心に展示しました。

展示作品の一部をご紹介いたします。


留学時代に撮影したセルフポートレイトの1枚
異国の地で自身を見定めようとする試みであり、
写真日記としてドキュメンタリーの意味を持っていた。


セルフポートレイトは創作の原点となり、
今となってはライフワークでもある。
生きている限り、自分自身を見つめる目はとまることもなく、
セルフポートレイトは、続いていく。

ピンホールカメラの撮影で世界各地を廻る旅は、
人との出会いの旅でもあった。
これらは、その出会いから生まれた作品

 
出会った人をポラロイドで撮影し、
その人が立っていた場所の土を絵具として
一期一会のスピリットを表現。
帰国する前には額縁以外は全て仕上がっている。


SAMSARA ―サンサーラ―
サンサーラとはサンスクリット語で「輪廻」を意味する。
ピンホール写真を撮影する合間で海岸線に打ち寄せられた漂流物を
拾い上げてきたモノとの関りで生まれたインスタレーション作品

陰陽マークの流木と珊瑚の中にも、
拾った場所と緯度や経度が記された「こより」の付いた漂着物が配置


中央のカラフルな円の部分も、
全て拾ったプラスチックゴミなど



企画展関連展示「写真とは一期一会の写心なり」前期展へ
ご来館いただきました皆様、本当にありがとうございました。

玉川文化交流館は明日から展示替えのため閉館し、2021年1月5日(火)からは
後期展「世界平和への祈りと、四国八十八ヶ所霊場お遍路を巡る旅より」を
開催いたします。(~2月7日(日)まで)

玉川近代美術館で開催中の企画展「WIND MANDALA」は、12月27日(日)まで
開催しております。
皆様のご来館をお待ちしております!