当館でも作品展示中の玉川在住アーティスト・鈴鹿芳康氏による展覧会が、今治市朝倉ふるさと美術古墳館で、8月16日より始まっています。
こちらの展覧会では、鈴鹿氏だけでなく、氏が今治で出会った「ご縁の仲間たち」による多彩な作品も一緒に展示されています。
第1展示室のテーマは、「平和への祈り」。
鈴鹿氏と今治在住アーティストによる作品のほか、鴨部小学校の児童たちによる絵画や立体の作品もあります。
こちらの壁面の絵は、4~6年生たちによるもの。
土でできた絵の具を使い、協力し合って完成させた、平和を願う作品です。
手前の丸テーブルに並んだオブジェは、鴨部小の1~3年生と、制作協力として加わった愛媛県内外の鈴鹿氏の知人によるもの。
近寄ってみると……
4~6年生の土絵具も、こちらの土粘土も、元となっているのはなんと今治市内で発掘された弥生時代・古墳時代の地層の土!😲
鈴鹿氏の長年のテーマである『再生・共生・平和』の理念を、ここでも感じることができます。
また、第2展示室には、「再生がテーマの陶芸と漆作品」が展示されています。
壁際に並ぶ陶芸作品は、今治への移住後、その土地の特性を生かした制作活動を模索していた鈴鹿氏が出会った方々による作品。
同じく第2展示室には、ゲストアーティストとして参加の、京都の漆作家・土井宏友氏による作品も展示されています。鈴鹿氏の「再生」の理念に共感したという土井氏は、和釘や流木などを使った作品を制作しているそうです。
おいしい煎茶と、多才な鈴鹿氏からうかがえるワールドワイドなお話は格別です。
当館学芸員と事務員も、さっそく堪能して参りました😍✨
内容もりだくさんな鈴鹿氏と「ご縁の仲間たち」によるこの展覧会は、10月23日(日)まで。
観覧料は無料なので、ご縁を感じに、ぜひ足をお運びください(・ω・)ノ✨